鈴木 健介(すずき けんすけ)
サッカー指導者兼研究者です。
現在は国際武道大学体育学部体育学科の助教です。
科学的な知見をベースにしたサッカー指導のために試行錯誤しています。
主な経歴
1988年東京都小金井市生まれ。
4歳からモダンダンス、7歳からサッカーを始める。
プロサッカー選手を志してJACPA東京Jrユース→國學院大學久我山高校サッカー部→筑波大学蹴球部に所属しサッカーに打ち込む。
大学卒業後もプロサッカー選手を目指し続けるため地域リーグ所属のtonan前橋でプレーを続ける。
入団と同時に筑波大学大学院体育学専攻に入学。
2年間プレーしたが芽が出ずプロ選手になることを断念し大学院に復学する。
復学後、社会人チームのJOYFUL本田つくばFCでプレーをしつつ大学院で勉強に励む。
この時点では大学院修了後に何をしたいかが明確ではなく、サッカー→授業→スクールコーチといった生活を送る。
アマチュアサッカー選手の仕事に関する満足度とサッカーに対するモチベーションの関係をテーマに修士論文を執筆する。
もう少し研究を続けたいという気持ちから博士号取得を志し筑波大学大学院コーチング学専攻に進学する。
コーチング学専攻進学時にゲームパフォーマンス分析の研究を始める。
進学1年目はプレーを続け、シーズン終了とともにプレーをやめる。
2年目から4シーズン獨協大学サッカー部の監督を務める。
サッカーにおける相手守備組織内に侵入した攻撃に関する研究を行い、2020年度に3年制博士課程を修了。
2020年~ 筑波大学体育系博士特別研究員および、尚美学園大学サッカー部コーチ。
2021年4月~ 国際武道大学体育学部体育学科助教
博士課程に進んだ簡単な経緯と博士論文の触りについては、フットボリスタWeb記事『「得点力不足」改善の鍵はライン間にあり。研究が明らかにするJリーグの課題』に書いています。
- Kensuke Suzuki, Takeshi Asai, Masaaki Koido, Yusuke Hirashima and Masao Nakayama(2023)Comparison of Attacking Plays by Setting the Number of Players in Small-Sided Games of Soccer .Football Science, Vol. 20, 1-10.
- 鈴木健介・浅井武・平嶋裕輔・中山雅雄(2021)サッカーにおけるペナルティエリアへの侵入に関する攻撃プレーの分析.体育学研究,66:261-275.
- 小泉洋生・鈴木健介・内藤清志・中山雅雄・平嶋 裕輔(2020)サッカーにおける守備状況を評価するための回帰式の構築~ライン突破の阻止に着目して~.統計数理研究所共同研究リポート439,7:113-121.
- 鈴木健介・浅井武・平嶋裕輔・松竹貴大・中山雅雄(2019)プロサッカーリーグにおける得点機会獲得のための攻撃プレーの分析.体育学研究,64(2):761-775.
- 松竹貴大・夏原隆之・小井土正亮・鈴木健介・田部井祐介・中山雅雄・浅井武(2018)競技力が高いサッカー選手の状況判断時における脳内情報処理過程− 事象関連電位と筋電図反応時間を指標として−.体力科学,67(1):107-123.
- 鈴木健介・浅井武・平嶋裕輔・松竹貴大・中山雅雄(2018)サッカーにおける相手ディフェンダーとミッドフィルダーとの間のスペースを利用した攻撃の有効性の検討および J リーグとブンデスリーガにおける攻撃様相の比較.体育学研究,63(2):785-797.
- Suzuki K., Nakayama M., Matsutake T., & Asai, T. An analysis of offensive play in the vital area in soccer. (2017) Proceedings of WORLD CONFERENCE ON SCIENCE AND SOCCER, 338.
- 鈴木健介,浅井武,松竹貴大,中山雅雄(2017)サッカーにおける DF-MF 間での攻撃プレーの分析.スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス講演論文集 2017:D-27.
- Matsutake T., Natsuhara T., Koido M., Suzuki K., Tabei Y., Nakayama M., Asai T. (2017) Characteristics of Decision Making Ability in Expert Soccer Players: A Focus on Brain Information Processing and Execution Function. Proceedings of WORLD CONFERENCE ON SCIENCE AND SOCCER, 336-337.
- 松竹貴大・夏原隆之・小井土正亮・鈴木健介・中山雅雄・浅井武(2017)サッカー選手の情報処理能力に関する研究.スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス講演論文集 2017:D-28.